【体質チェック付き】気血水から見るあなたの健康バランス6タイプ徹底解説

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の紗々です。
中医学(中国の伝統医学)には、体の健康を支える重要な概念として「気・血・水(き・けつ・すい)」があります。
「気・血・水」は、体内でバランスよく巡ることで心身の調和を保ち、逆にバランスが崩れると不調や病気を引き起こすと考えられています。
このブログではこれまで、気・血・水の観点から健康バランスを6つの体質に分けて詳しくご紹介してきました。
今日はファーナーズのみなさんに、今までの体質チェックの記事をまとめて、一目でチェックできるようにしてお伝えします!
気血水から見るあなたの健康バランス6タイプ
中医学では、体に現れる症状に基づいて、以下の6つの体質に分類されます。
1. 気が足りない:気虚(ききょ)
2. 気の巡りが悪い:気滞(きたい)
3. 血が足りない:血虚(けっきょ)
4. 血の巡りが悪い:瘀血(おけつ)
5. 水が足りない:陰虚(いんきょ)
6. 水の巡りが悪い:水滞(すいたい)
まずは体質セルフチェックを。
それぞれ項目の中で、3つ以上当てはまる項目があるものがあなたの体質タイプです。
1.気が足りない:気虚(ききょ)
中医学では、気を私たちの生命エネルギーそのものと考えています。
これには、心を前向きに保つ「気持ちのエネルギー」や、身体のすべてを動かしコントロールする「身体の機能」としての側面も含まれます。
そのため、気が不足すると心も体もエネルギー不足になり、さまざまな不調が現れるのです。
自分の体と向き合い、しっかりケアしていくことが大切です。
【チェック項目】
- よく疲れやすいと感じる
- 顔色が青白い
- 食欲があまりない、胃がもたれやすい
- 便秘、下痢を繰り返す
- 風邪をひきやすい
- 冷えやすい
- よく息切れする
- 汗が出やすい
- やる気が起きない
- 下の色が白く苔も白い
■詳しくはこちら
【気血水の体質診断】疲れやすい、胃もたれ、息切れ…そんなあなたは気が足りない「気虚(ききょ)」タイプかも
2.気の巡りが悪い:気滞(きたい)
「気滞」とは、気の巡りが滞った状態のことを指します。
ここで言う「気」は、「身体の働き」と置き換えることができるため、「気滞」とは「身体の働き」が停滞している状態ともいえます。
気滞は「気鬱」とも呼ばれ、身体や心にさまざまな不調を引き起こします。
たとえば、身体の働きが停滞することで、便秘の原因となることがあります。
【チェック項目】
- よくイライラする
- ため息をつくことが多い
- 喉がつまったような感じがする
- 不安感、うつになりやすい
- 生理不順
- お腹が張る
- ゲップが多い
- 咳が出る
- 体に痛みがあり、痛む場所が変わる
- 舌の両端が赤く、苔もうっすらある
■詳しくはこちら
【気血水の体質診断】イライラ、生理不順、不安感…そんなあなたは 気の巡りが悪い「気滞(きたい)」タイプかも
3.血が足りない:血虚(けっきょ)
中医学でいう「血(けつ)」は、体の栄養そのものを指します。
血は体を作り、健康を支えるために欠かせない存在です。
「血虚(けっきょ)」とは、この血が不足している状態、または血の量は十分でも質が良くない状態のことです。
血虚になると、全身に十分な栄養が行き渡らなくなり、さまざまな不調を引き起こします。
【チェック項目】
- めまい、立ちくらみがある
- 顔色が白い、悪い
- 動悸がする
- 抜け毛、爪が割れやすい
- 無月経、または量が少ない
- 疲れ目
- 爪の色が青白い
- 夢をよく見る、不眠
- 胃腸虚弱
- 舌の色が白く、苔も白い
■詳しくはこちら
【気血水の体質診断】めまい、動悸、不眠…そんなあなたは血が足りない 「血虚(けっきょ)」タイプかも
4.血の巡りが悪い:瘀血(おけつ)
瘀血とは、血の流れが悪くなり体内で滞っている状態を指します。
血は体を修復したり強くしたりして、健康を保つために欠かせない存在です。
血がスムーズに流れていることで、体はしっかり栄養を受け取り、不要なものをスムーズに排出することができます。
しかし瘀血体質になると、血の流れが悪くなり、体のあちこちで滞りが生じます。
【チェック項目】
- 目の下にクマができている
- シミ、そばかすが多い
- よく肩が凝る
- 顔色が悪い、唇の色が浅黒い
- 生理痛がひどい、量が多い
- 血管が浮き出ている
- 手足が冷える
- 針で刺されたような痛みがある
- 目が充血している
- 舌は暗い赤、舌下静脈が太く腫れ上がっている
■詳しくはこちら
【気血水の体質診断】目の下のクマ、手足の冷え、目の充血…そんなあなたは 血の巡りが悪い「瘀血(おけつ)」タイプかも
5.水が足りない:陰虚(いんきょ)
陰虚の体質は、体の潤いである「水(すい)」が不足している状態を指します。
この「水」とは、汗や唾液、胃液、腸液、尿など、体内のすべての水分のことをいいます。
この「水」が不足してしまうと体が乾燥しやすくなり、さまざまな不調が現れやすくなります。
【チェック項目】
- のぼせる、ほてりやすい
- 口、喉がよく乾く
- 便が固い、出にくい
- 尿が少ない
- ドライアイ
- 寝汗をかく
- 肌や髪が乾燥している
- 顔色が赤い
- 声がかれる
- 下の色が赤く、苔があまりない
■詳しくはこちら
【気血水の体質診断】のぼせ、ドライアイ、肌の乾燥…そんなあなたは 水が足りない「陰虚(いんきょ)」タイプかも
6.水の巡りが悪い:水滞(すいたい)
水滞(すいたい)体質は、体内の水分の巡りが悪くなり、水分が滞ってしまう状態です。
水滞体質になると、体内の水分の流れが悪くなり、余分な水分や老廃物が体に溜まりやすくなります。
そのため、むくみや消化不良、肌荒れなど、さまざまな健康トラブルが起こりやすくなります。
【チェック項目】
- むくみがある
- 胃腸の調子が悪い
- めまいと吐き気がよく起こる
- 頭が重い
- 痰が出やすい
- 体がだるい、重いと感じる
- 体が冷えやすい
- 関節痛がひどい
- 下痢をしやすい
- 舌はぽってりしていて暑い、べとべとした苔がある
■詳しくはこちら
【気血水の体質診断】むくみ、冷え、体のだるさ…そんなあなたは 水の巡りが悪い「水滞(すいたい)」タイプかも
それぞれの体質にあった食事や解消法を
ファーナーズのみなさんの結果は、いかがでしたか?
病院に行くまでではないけれど、体に何かしらの不調がある場合、それは体質が原因かもしれません。
私たちの体は、気・血・水のバランスを基盤に成り立っています。
ファーナーズのみなさんが、自分の体が現在どのような状態にあるのかを知って、自分のあった養生法を見つけられますように。
次の更新も楽しみにしていてくださいね。