【気血水の体質診断】めまい、動悸、不眠…そんなあなたは血が足りない 「血虚(けっきょ)」タイプかも

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の紗々です。
中医学(中国の伝統医学)には、体の健康を支える重要な概念として「気・血・水(き・けつ・すい)」があります。
これらは、体内でバランスよく巡ることで心身の調和を保ち、逆にバランスが崩れると不調や病気を引き起こすと考えられています。
中医学では、体に現れる症状に基づいて、以下の6つの体質に分類されます。
1. 気が足りない:気虚(ききょ)
2. 気の巡りが悪い:気滞(きたい)
3. 血が足りない:血虚(けっきょ)
4. 血の巡りが悪い:瘀血(おけつ)
5. 水が足りない:陰虚(いんきょ)
6. 水の巡りが悪い:水滞(すいたい)
あなたの体質はどのタイプに当てはまるでしょう?
今日はファーナーズのみなさんに、「血虚」について詳しく解説していきます!
気血水の体質診断「血虚タイプ」はこんな人
まずは体質セルフチェックを。次の10項目の中で、当てはまるものはいくつありますか?
- めまい、立ちくらみがある
- 顔色が白い、悪い
- 動悸がする
- 抜け毛、爪が割れやすい
- 無月経、または量が少ない
- 疲れ目
- 爪の色が青白い
- 夢をよく見る、不眠
- 胃腸虚弱
- 舌の色が白く、苔も白い
3つ以上当てはまる項目がある方は、「血虚タイプ」かもしれません。
「血虚」とはどんな状態?
中医学でいう「血(けつ)」は、体の栄養そのものを指します。
血は体を作り、健康を支えるために欠かせない存在です。
血液だけでなく、皮膚、筋肉、爪、骨、臓器、ホルモンなど、体のあらゆる部分に関わっています。
「血虚(けっきょ)」とは、この血が不足している状態、または血の量は十分でも質が良くない状態のことです。
血虚になると、全身に十分な栄養が行き渡らなくなり、さまざまな不調を引き起こします。
例えば、肌が乾燥してツヤを失い、肌荒れが起きやすくなります。
また寒がりになったり、手足が冷えてしびれる感じがすることもあります。
さらにめまいや立ちくらみといった貧血のような症状が出る場合もあります。
目にも影響が出やすく、目が乾燥したり、まぶしく感じたり、目がしょぼしょぼする不快感がある人は要注意。
脳に十分な栄養が届かなくなると、睡眠の質も低下します。
不眠になりやすく、眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めることが増え、精神的にも不安定になりやすいのです。
このように、血虚は体のさまざまな部分に影響を与え、健康や日常生活に大きな支障をきたす原因となります。
「血」を補う生活習慣
血虚タイプの方におすすめの生活習慣を4つお伝えします。
できることから始めてみましょう。
十分な睡眠をとって血を補う
睡眠は、体の血を補充する大切な時間とされています。
睡眠不足が続くと血が不足し、血虚の原因になることも。
とくに22時から2時の間は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、体を回復させるために重要な時間です。
この時間帯にしっかり眠るよう心がけましょう。
食生活を整えて栄養をしっかり摂る
血は食べたものから作られるため、食生活が血の質と量に直接影響します。
栄養不足や偏った食事、無理なダイエットは血虚を引き起こす原因に。
炭水化物ばかりの食事になっていませんか?
白米、パン、うどん、パスタなどが中心では、栄養が偏る可能性があります。
栄養バランスの良い、彩り豊かな食事を心がけましょう。
消費と供給のバランスを考える
しっかり食べているのに血虚になる場合、運動や生活習慣で血の消費量が供給量を上回っていることが考えられます。
とくに、スポーツをしている方で生理が止まる場合は注意が必要です。
血を補うためには、過剰な運動を控え、食事で栄養をしっかり摂取することが大切です。
胃腸を整えて血を作る力を高める
胃腸は、食べたものを血に変える「工場」の役割を果たしています。
そのため、胃腸が弱ると血が作られにくくなり、血虚の原因になります。
胃腸に不調を感じる場合は、まず胃腸のケアから始めましょう。
食事内容を見直し、胃腸に優しい生活を心がけてください。
「血虚」を改善する食べもの
血虚を改善するには、「血を補う(補血)」「血液の生成を助ける(補気)」「心を穏やかに保つ(養心安神)」「腎を強化する(補腎)」といった効果のある食材を日常的に取り入れることが大切です。
具体的な食材を紹介しますね。
補血の食材
赤身肉(牛肉、豚肉、鶏肉)、レバー(豚、鶏)、卵、サバ、さんま、いわし、マグロ、なまこ、黒米、もち米、黒豆、黒ゴマ、松の実、ほうれん草、小松菜、人参、ブルーベリー、ぶどう、クランベリー、ライチ、なつめ、ろんがん
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補気の食材
玄米、とうもろこし、粟、大豆、納豆、ぬか漬け、山芋、さつまいも、椎茸、白身魚、柑橘類
養心安神の食材
なつめ、ろんがん 、ブルーベリー、ラズベリー、蓮の実
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補腎の食材
豚の腎臓、鹿肉、羊肉、黒豆、黒米、山芋、ニラ、なまこ、えび、くるみ
血を補って毎日を元気に
血虚は、毎日の食事や生活習慣を見直すことで、少しずつ改善を目指すことができます。
栄養たっぷりの食材や鮮やかな色合いの食材を選び、血をしっかり補いながら体調を整えていきましょう。
ファーナーズのみなさんが心と体のバランスを保ち、どんなときも笑顔で過ごせますように。
次の更新も楽しみにしていてくださいね。