【気血水の体質診断】のぼせ、ドライアイ、肌の乾燥…そんなあなたは 水が足りない「陰虚(いんきょ)」タイプかも

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の紗々です。
中医学(中国の伝統医学)には、体の健康を支える重要な概念として「気・血・水(き・けつ・すい)」があります。
これらは、体内でバランスよく巡ることで心身の調和を保ち、逆にバランスが崩れると不調や病気を引き起こすと考えられています。
中医学では、体に現れる症状に基づいて、以下の6つの体質に分類されます。
1. 気が足りない:気虚(ききょ)
2. 気の巡りが悪い:気滞(きたい)
3. 血が足りない:血虚(けっきょ)
4. 血の巡りが悪い:瘀血(おけつ)
5. 水が足りない:陰虚(いんきょ)
6. 水の巡りが悪い:水滞(すいたい)
あなたの体質はどのタイプに当てはまるでしょう?
今日はファーナーズのみなさんに、「陰虚」について詳しく解説していきます!
気血水の体質診断「陰虚タイプ」はこんな人
まずは体質セルフチェックを。次の10項目の中で、当てはまるものはいくつありますか?
- のぼせる、ほてりやすい
- 口、喉がよく乾く
- 便が固い、出にくい
- 尿が少ない
- ドライアイ
- 寝汗をかく
- 肌や髪が乾燥している
- 顔色が赤い
- 声がかれる
- 下の色が赤く、苔があまりない
3つ以上当てはまる項目がある方は、「陰虚タイプ」かもしれません。
「陰虚」とはどんな状態?
陰虚の体質は、体の潤いである「水(すい)」が不足している状態を指します。
この「水」とは、汗や唾液、胃液、腸液、尿など、体内のすべての水分のことをいいます。
「水」は体を潤し、健康を保つために欠かせない存在。
例えば「水」には、内臓や筋肉、皮膚、髪の毛、粘膜などを潤し、正常な状態を保つ役割があります。
また、関節をスムーズに動かしたり、尿や汗、鼻水として老廃物を体外へ排出する働きも担っています。
この「水」が不足してしまうと体が乾燥しやすくなり、さまざまな不調が現れやすくなります。
これが陰虚の状態と言われています。
体を潤す生活習慣
陰虚タイプにおすすめの生活習慣を紹介します。
できることから始めてみましょう。
こまめな水分補給で潤いを保つ
汗をかきすぎると体の水分が失われ、陰虚を悪化させる原因になります。
とくに運動時はこまめに水分を補給し、体に潤いをプラスしてみて。
体が乾燥しないよう、日頃から水分補給を意識してください。
体を乾燥させる食材に注意
中医学では、辛い食べ物は発汗を促し体を乾燥させやすいと言われています。
生姜、胡椒、山椒、唐辛子などの香辛料は摂りすぎないよう気をつけましょう。
酸味と甘味で体に潤いを
薬膳の考えでは、酸味と甘味の組み合わせが体の潤いを補うとされています。
酢の物や甘酢あんなど、日々の食事に酸味と甘味を取り入れる工夫をしてみてください。
「水」を補う食べもの
陰虚体質を改善する食べ物を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ネバネバする食材
薬膳では、山芋やオクラのようなネバネバした食材は体の潤いを補う効果があると考えられています。
とくに山芋は、できるだけ生に近い状態で食べるのがおすすめです。
山芋を加熱すると、潤いを補う働きが弱まり、「気」を補う作用に変化すると言われています。
陰虚の方は、みずみずしい状態で食べることを心がけましょう。
白色の食材
白色の食材は、肺系(鼻・のど・気管支などの呼吸器系や皮膚、粘膜、大腸)の働きをサポートするとされています。
とくに山芋、蓮根、白きくらげ、ゆり根、梨などは、体の潤いを補う効果が高く、陰虚の改善に役立ちます。
ナッツ類
アーモンド、松の実、落花生などのナッツ類も、体を潤し、陰虚による乾燥トラブルを和らげる効果があると考えられています。
とくに腸の乾燥による便秘には効果的で、ナッツに含まれる油が潤滑油のように働き、排便をスムーズにする助けになります。
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ファーナーズのみなさんが、血の巡りを良くすることで、健やかで心地よい毎日を過ごせますように。
次の更新も楽しみにしていてくださいね。
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