【気血水の体質診断】イライラ、生理不順、不安感…そんなあなたは 気の巡りが悪い「気滞(きたい)」タイプかも

【気血水の体質診断】イライラ、生理不順、不安感…そんなあなたは 気の巡りが悪い「気滞(きたい)」タイプかも

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の紗々です。

中医学(中国の伝統医学)には、体の健康を支える重要な概念として「気・血・水(き・けつ・すい)」があります。

これらは、体内でバランスよく巡ることで心身の調和を保ち、逆にバランスが崩れると不調や病気を引き起こすと考えられています。

中医学では、体に現れる症状に基づいて、以下の6つの体質に分類されます。

1. 気が足りない:気虚(ききょ)
2. 気の巡りが悪い:気滞(きたい)
3. 血が足りない:血虚(けっきょ)
4. 血の巡りが悪い:瘀血(おけつ)
5. 水が足りない:陰虚(いんきょ)
6. 水の巡りが悪い:水滞(すいたい)

あなたの体質はどのタイプに当てはまるでしょう?

今日はファーナーズのみなさんに、「気滞」について詳しく解説していきます!

気血水の体質診断「気滞タイプ」はこんな人

まずは体質セルフチェックを。次の10項目の中で、当てはまるものはいくつありますか?

  • よくイライラする
  • ため息をつくことが多い
  • 喉がつまったような感じがする
  • 不安感、うつになりやすい
  • 生理不順
  • お腹が張る 
  • ゲップが多い
  • 咳が出る
  • 体に痛みがあり、痛む場所が変わる
  • 舌の両端が赤く、苔もうっすらある

3つ以上当てはまる項目がある方は、「気滞タイプ」かもしれません。

 「気滞」とはどんな状態?

 

「気滞」とは、気の巡りが滞った状態のことを指します。

ここで言う「気」は、「身体の働き」と置き換えることができるため、「気滞」とは「身体の働き」が停滞している状態ともいえます。

気滞は「気鬱」とも呼ばれ、身体や心にさまざまな不調を引き起こします。

たとえば、身体の働きが停滞することで、便秘の原因となることがあります。

また精神的な面では、イライラしたり、不安を感じたりすることが増えるのが特徴です。

気の巡りが悪くなると、気が全身に行き渡らず、抑うつや気分の落ち込み、不安感が生じることもあります。

さらに気の停滞が強まると、気が高ぶり、イライラや情緒不安定を感じることも。

不安とイライラは一見対照的な症状のように見えますが、中医学の考え方ではどちらも「気の鬱滞」からくるもので、表裏一体とされています。

このような精神的な症状は、ストレスや環境の変化によっても影響を受けやすいのが特徴です。

気の滞りは、「血」や「水」と異なり、動きやすい性質を持つため、身体を動かすことで症状が和らぐことがよくあります。

軽い運動や時間の経過で気が流れるようになると、痛みや精神的な症状、張り感などが改善されることも。

「気」を巡らせる生活習慣

気滞を改善するためには、毎日の生活の中でストレスを発散し、気の巡りを良くすることが大切です。

できることから始めてみましょう。

大声を出してリフレッシュ

思い切り声を出すのは、簡単で効果的なストレス発散法です。

カラオケで歌ったり、お気に入りの音楽に合わせて口ずさんだりしてみましょう。

お風呂や車の中での一人時間を活用するのもおすすめです。

体を動かして気を巡らせる

適度な運動は、滞った気を巡らせるのにとても効果的です。

体力や気分に合わせて、ヨガやストレッチをしてみましょう。ゆっくりとした動きが気の巡りを整えてくれますよ。

ウォーキングやジョギングなどの強度を少し高めた運動も、気を発散するのに効果的です。

運動が苦手な場合は、日常生活の中で階段を使ったり、散歩を増やしたりすることから始めましょう。

香りを取り入れる

香りには、気の流れをスムーズにする力があります。毎日の生活に好きな香りをプラスしてみましょう。

香り付きのシャンプーや入浴剤もおすすめ。

浴時にリラックスできる香りを選ぶと、1日の疲れが軽くなります。

また、香水やアロマオイルで自分好みの香りをまとったり、部屋でアロマを焚くことで心が穏やかになります。

とくに柑橘系の香りは気を巡らせる効果が高いとされているため、グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどの香りを試してみるのもおすすめです。

まだ好きな香りが見つかっていない場合は、気軽にいろいろ試してみましょう。

心を休める時間を作る

忙しい日々の中でも、自分をいたわる時間を意識的に確保しましょう。

本を読んだり、温かいお茶を飲んだりして心を落ち着けることが、気滞の予防につながります。

生活に小さな工夫を取り入れることで、気の巡りが整い、心も身体も軽やかに感じられるようになります。

「気」を巡らせる食べもの

ここからは、気を巡らせる食べ物をご紹介します。

冷えは体の巡りを悪くする原因のひとつ。

温かい料理を中心に取り入れるのがおすすめです。炒め物、揚げ物、焼き物、おかゆ、スープ、蒸し料理などが最適です。

気を巡らせる効果が期待でき、手に入りやすい食材を以下にご紹介します。

  • 穀物・香草類: そば、フェンネル、オレガノ、シソ、タイム、バジル
  • 野菜類: 玉ねぎ、にんにくの茎、ピーマン、三つ葉、みょうが
  • 果物・柑橘類: 金柑、グレープフルーツ、すだち、文旦、みかん、柚子の皮、ライチ
  • スパイス・ハーブ: カルダモン、ターメリック、ナツメグ、八角、ローリエ(ベイリーフ)、カモミール、ジャスミン
  • 魚介類: カジキマグロ
  • 飲み物: 醸造酒(日本酒、紹興酒)、ワイン

また、ゲップやしゃっくりが気になる場合には以下の食材が役立ちます。

  • 穀物類: オートミール、発芽玄米
  • 野菜・ハーブ類: なた豆、あさつき、かぶ、パクチー、大根、ニラ、パセリ、らっきょう、ラディッシュ
  • 果物・スパイス: グレープフルーツ、胡椒、山椒、花椒

ばらの香りで気を巡らせる

ばらの香りは、上品で甘美な香りが魅力的ですよね。

実は、この香りにはとても高いリラックス効果があり、中医学でも古くから活用されてきました。

ばらの香りには、心を落ち着かせ、ストレスをやわらげる効果があります。

それだけでなく、気分を明るくし、心のバランスを整える力も。

さらに、気や血の巡りを良くする働きがあるため、心身の疲れを癒したいときにぴったりです。

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気を巡らせて心身のバランスを保って

今日は、「気滞」体質について詳しくお伝えしました。

他の体質もこれからシリーズでお届けします!

忙しい毎日の中でもホッと一息つける時間を大切にすることで、気滞を予防することができます。

ファーナーズのみなさんが、上手に気を巡らせて毎日を明るく元気に過ごせますように。

次の更新も楽しみにしていてくださいね。

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