冷たい手足をぽかぽかに!寒い時期の「末端冷え性」対策
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ファーナーズのみなさん(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の晴々(せいせい)です。
まだまだ寒い日が続きますが、なにをしてもつま先が冷たくて仕方がないということはありませんか?
女性に多い末端冷え性ですが、特に冬場に起きやすいですよね。
作業中などで座っているときに、私は足のつま先から足元がどんどん冷えてきて、足の指がジンジンと痛くなることがあります。
足元を見てみると、血の気が引いたような真っ白になっていて、びっくりしてしまいます。
本当に辛いですよね。
寒さ対策をしても、厚い靴下や暖房を使っても、どうしても冷えが取れない。
体の中から“温活”をする中医学の養生で、寒い時期でも「末端冷え性」にならないようぽかぽか体質をめざしましょう。
「末端冷え性」はなぜ起こる?
「末端冷え性」とは、体温は正常なのに手足だけが冷たく感じる状態です。
特に若い女性に多く、ひどい場合は冷えが原因で眠れなかったり、睡眠に影響を与えることがあります。
冬に多いイメージがありますが、実は季節を問わず、夏にも起こることがあります。
例えば、クーラーの効いた部屋に長時間いると、冷気にさらされて末端が冷えることがありますよね。
末端冷え性、寒さだけが原因じゃない⁈
寒い環境で足元が冷え切ることはよくありますが、実は末端冷え性の原因は寒さだけではありません。
末端冷え性の原因は、寒さだけでなく、血行不良や自律神経の乱れ、ストレス、生活習慣などさまざまです。
例えば、中医学の観点から言うと、気血不足、陽気不足、寒邪の侵入が原因です。
・気血不足…体を温めるエネルギー(気)や血液が足りないと、手足に十分な血流が届かず冷えを感じる。
・陽気不足…体を温める力が不足すると、全身が冷えやすくなり、特に手足が冷える。
・寒邪の侵入…外の寒さが体内に入り、血流を妨げて冷えを引き起こす。
また、自律神経の乱れやストレスで自律神経が乱れると、血行が悪くなります。
不規則な生活や冷たい食べ物の摂りすぎも冷えを悪化させる原因に。
中医学では、からだを温める食材を使って、冷えを改善していきます。
それでは、おすすめの解消法をご紹介しますね。
末端冷え性解消法
熱性・温性の食べ物を取り入れる
中医学では、食べ物を体への働きによって5つに分類しています。
その中で「熱性」と「温性」は、体を温める食べ物にあたります。
特に、寒い季節に旬を迎える食べ物や、寒い地域で採れる食べ物には、体を温める働きがあるものが多いです。
例えば、しょうが、にんにく、とうがらし、こしょう、シナモン、山椒、かぼちゃ、玉ねぎ、ネギ、ニラ、しそ、栗、えび、鶏肉、鮭、納豆、紅茶、黒砂糖、お酒などがあります。
スパイス系が多い印象ですね。
これらの食材は、寒い時期にぴったりで、体をしっかり温めてくれます。
代表的なものを詳しくご紹介しますね。
・生姜…からだを温め、血行を促進する効果があります。冷え性や消化不良にも効果的。
・ニンニク…体内の「気」を活性化し、血行を良くすることで寒さを防ぐ。
・シナモン …体を温める効果が強く、血流を促進し、寒さを取り除く。
・長ネギ …体の冷えを取るとされ、風邪予防にも効果的。
・羊肉 …中医学では「熱性」の食材として、内側から強く温めるとされ、特に寒冷な季節に有効。
これらの食材を組み合わせて、温かい料理でいただきます。
生姜やニンニクのスパイスが効いた鶏肉カレーも良いですね。
からだを内側からぽかぽかと温めていきましょう。
カイロを使う
末端冷え性を改善するには、カイロを使うのがおすすめです。
足先は心臓から遠いため血流が滞りやすく、冷えの原因となります。
くるぶし周辺には太い血管が通っているため、カイロを貼ることで全身が温まりやすくなります。
くるぶし内側のくぼみには「太谿(たいけい)」というツボがあり、冷えに効果的です。
また、内くるぶしから指4本分上の「三陰交(さんいんこう)」は、冷えやむくみ、さらに生理痛や更年期障害にも効果があると言われています。
靴下を履いた上から、くるぶしを覆うようにカイロを貼ると、この2つのツボを温めることができます。
毎日の入浴・ストレッチ習慣で冷え知らずに
時間がなくてシャワーだけで済ませるファーナーズもいるかもしれませんが、シャワーだけだと体が冷えてしまうことがあります。
できれば入浴する方がよいでしょう。
お風呂場を温めた上で、40~41℃の湯に胸まで浸かって5分。次に、首まで5分浸かります。
入浴時間は15-20分がおすすめです。
入浴後は、常温の水分補給をして、ストレッチで全身の筋肉をほぐして血行を良くします。
ストレッチは、ぜひ習慣にしていきたいですね。
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末端冷え性でお困りのファーナーズが、少しでも快適に過ごせるよう願っています。
次回の更新もお楽しみにしてくださいね。
◇参考文献
・ツムラ「体を温める食べ物『薬膳』の考え方で冷え症対策」
・NORITZ「今日のおふろどうする?」
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