甘いものが我慢できないときは、自然な甘み→和菓子→洋菓子の順で。

甘いものが我慢できないときは、自然な甘み→和菓子→洋菓子の順で。

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。
fuacha広報の美々(メイメイ)です。

甘いものが無性に食べたくなる瞬間、ありますよね。

疲れた時やストレスを感じた時、生理前など、なんとなく甘いものを手に取ってしまう…という経験を持つ方は、多いはず。
ファーナーズも身に覚えがあるのではないでしょうか。

心身に負担がかかっているタイミングに、甘いものを欲することは、実は自然なことなんですね。

中医学では、甘みは内臓の働きを助け、体を元気にする効果があると考えられています。
特に、体が疲れている時に甘いものを欲するのは、エネルギーを補充したり、炎症などの体の余分な熱を抑えたいという体からのサインと言えます。

とはいえ、洋菓子や甘いスナック菓子を口にしてしまうと、後で罪悪感を感じることもありますよね。

どうしても甘いものを欲してしまう時は、無理に我慢するのではなく、上手に選んで食べることで、心身を満たすことを意識してみませんか?

今回は、甘いものへの欲求への対処法を一緒に見ていきたいと思います。

甘いものを欲するということ

「脾(ひ)」への栄養

まずは、中医学の観点から、甘いものについて見ていきましょう。
冒頭でも触れましたが、中医学では、甘いものは内臓の中でも特に「脾」に栄養を与えてくれると言われています。

「脾」とは、一体なんでしょうか。

中医学では、内臓の機能を「肝(かん)・心(しん)・脾・肺(はい)・腎(じん)」の5つに分類した、五行学説に基づく考え方があります。
この5つのうちの一つが、「脾」です。

この五臓の中の「脾」は、体を整え、食欲や気力を私たちにもたらせてくれます

甘いものを摂りすぎると

甘いものは、「脾」をはじめとして、体を元気にしてくれるとは言え、やはり摂りすぎは禁物です。
甘いものの過剰摂取は「脾胃」に負担がかかってきます。

特に現代の甘いものは、精製された砂糖や余分な油分が多く含まれているため、体に「痰湿(たんしつ)」を生み出しやすい状態を引き起こします。

痰湿とは、体内に余分な水分や老廃物が溜まり、重だるさや消化不良、むくみなどの症状を引き起こす状態です。

そのため、中医学では甘いものを摂取する際には、洋菓子などの人工的な甘みではなく、自然な甘みを推奨しています。

甘いものの摂り方

自然な甘みで心と体を満たす

まず、甘みを摂るなら、やはり自然なものを試してみていただきたいです。
サツマイモ、栗、かぼちゃなどは、自然の甘さが豊富で、胃腸を温めてくれる力があります。

中医学では、これらの食材は「脾」を強化し、エネルギーを補う役割があると言われています。

サツマイモを蒸して、そのまま食べるだけでも、甘さと栄養が体に染み渡ります。ほっくりした栗や甘いかぼちゃも、立派なおやつになりますよね。

痰湿を防ぐためににも、痰湿を引き起こしにくい自然な食材を選ぶことで、エネルギー補充ができ、甘いものへの欲求も満たしてくれますよ。

和菓子で甘みを楽しむ

次に、どうしても自然な甘みだけでは満足できない場合や、自然の食材が手に入らない時は、和菓子を選んでみませんか?

和菓子は、比較的シンプルな材料で作られているものが多く、砂糖の甘さも控えめなものが洋菓子と比較して多いです。

例えば、小豆から作られるあんこ。
小豆自体には利尿作用や血行促進作用があるため、体を温めつつ、むくみを解消してくれます。

中医学的に言うと、小豆は「利水(りすい)」作用があるので、体内の余分な水分を排出するのを手助けしてくれます。
つまり、痰湿になりくい甘さと言えますね。

お団子や羊羹、くず餅なども、おすすめですよ。

洋菓子を選ぶ時のポイント

それでもどうしても、自然な甘みや和菓子だけでは満足できない時もありますよね。
そんな時に、洋菓子への欲求を無理に我慢するのは逆効果になる場合もあります。
我慢することでのストレスが、体に悪影響を与えます。

洋菓子は、油分や砂糖が多く使われているため、少量でも満足感が得ることができます。
一度にたくさん食べるのではなく、少しずつ、一口ずつ、甘みを楽しみましょう。

また、洋菓子を食べるときには、ぜひ飲み物にもこだわってみてください。
中医学では、お茶は薬と考えられているため、体を整えてくれる効果があります。

例えば、緑茶やプーアル茶などの消化を助ける効果のあるお茶を選ぶことで、甘さの強い洋菓子でも胃に負担をかけずに楽しめますね。

また、紅茶やハーブティーもおすすめですよ。
お茶と一緒に、ゆっくりと時間をかけて、甘いものとお茶のペアリングを楽しむのもいいですよね。

甘みを花茶や果茶で摂る

fuachaの花茶果茶は、自然な甘みを楽しめるお茶です。
どうしても体や心が甘さを欲する時に、花茶果茶を試してみませんか?

甘みが欲しい時に、個人的におすすめしたいのが、ジャスミン花茶金木犀花茶、果茶です。

まず、お湯を注いだ時の花が広がっていく美しさや、ほんのりとした甘い香りに心が落ち着き、甘さへの衝動も和らいくのを感じることができると思います。
お湯を注ぐだけで、満たされていく感覚です。

そしてもちろん、一口飲むだけで、ほんのりとした甘みが口いっぱいに広がります。

温かいお茶は、上半身に上がってきた余分な欲求を、ゆったりと落ち着かせてくれる効果もありますよ。

ぜひ、この感覚を味わっていただきたいですね。

甘いものは、心と体にとって大切な癒しの時間ですよね。
無理に甘いものを我慢するのではなく、自然な甘みから少しずつ満たしていくことで、体に優しいおやつタイムを過ごしましょう。

どうしても和菓子や洋菓子に手を出すことになっても、お茶と一緒に、罪悪感なく、ゆっくり味わってくださいね。

私のおすすめの花茶果茶も、ぜひお試しください。

ファーナーズの健康的な甘味ライフを願って。

【関連記事】
気になる“ぽっこりお腹”を解消しましょ。見直したい生活習慣