冬に乾燥する3つの理由
空気中の水上蒸気が減るため
冬に空気が乾燥するのは、空気中の水分量が減ってしまうため。
気温が下がると、空気中に含まれる水蒸気が水滴や氷になり、物理的に減ってしまうので空気が乾燥する原因となります。
暖房を使うため
冬は暖房を使うため、より空気は乾燥しやすい傾向に。
特にエアコンは空気が乾燥しやすい暖房器具です。エアコンの暖房で室温が上がると、相対的に湿度は下がって乾燥を招きます。
エアコンの温風が直接当たることでも、肌や髪の毛が乾燥する原因に。冬の暮らしは、気づかぬうちに乾燥が続いています。
断熱性が高い現代住宅のため
現代の住宅は、気密性と断熱性が高くなっています。
気密性と断熱性に優れた住宅は、室温を高く保ちやすくはなりますが、その分相対的に湿度が低くなってしまいます。
乾燥から体を守る潤いケア
乾燥する冬は、無意識に体の水分が蒸発しやすくなります。
体のほぼ半分を占める「水」。成人の場合は体重の約6割を水分が占めています。
体の水分(体液)は、汗や尿で体の外に出ていく水分と飲食によって体の中に入る水分とのバランスが取れることで一定の量が保たれています。
夏は気温や湿気が高くなり大量の汗をかくことで体液が失われますが、冬は乾燥が原因で体液が失われがち。
乾燥する季節は皮膚からの水分蒸発が進むために、より体液が失われやすい傾向にあります。
乾燥から体を守る潤いケアを見ていきましょう。
部屋の中を加湿する
自分のいる部屋の湿度の低下をできるだけ防ぐことが大切です。
部屋にいるときは、ミスト式加湿器を置く、濡れタオルをかけるなどしてできるだけ空気中の湿度の低下を防ぐように工夫しましょう。
入浴後は、肌の水分が蒸発しやすいので特に注意が必要。
バスタブのお湯を抜かずにお風呂場のドアを開けておくと湿度が上がりやすくてGOOD。
私も子どもが生まれてからは特に体調を崩してはいられないと痛感し、冬は加湿器を用意して部屋の湿度を気にするようになりました。育児は体力勝負ですからね。
念入りな保湿をする
1年を通して同じスキンケア用品を使っていませんか?
乾燥しやすい冬に合った保湿ができていない場合があるので、冬の肌の状態に合わせていつも使っている保湿アイテムを変えてみるのも乾燥対策にはおすすめです。
保湿の仕方を少し工夫するだけでもGOOD。
化粧水と乳液の後にクリームをつけて水分をできるだけ蒸発させないようにするなど、より保湿にこだわったお手入れをすることが乾燥肌の改善や予防には有効です。
運動を習慣化する
冷えによる血行不良も体の潤いを奪います。日常的に運動を取り入れて血行を促進するのがおすすめ。
とは言え、寒い冬に外出して運動するのはなかなか難しい…。そんなときは、室内でできる運動を取り入れましょう。
ヨガやストレッチ、筋トレなどで、体を芯から温めることがポイント。
こまめに水分を摂る
空気の乾燥による水分の蒸発を防ぐ一方で、体の中に水分を取り入れることも実は乾燥予防につながるんです!
体が水分不足になると、皮膚の表面のカサつきやすくなることも。
外側からだけでなく、内側からも水分補給することは健康な身体づくりにつながります。
冬は、暑い夏に比べると喉の渇きを感じにくいため、水分を積極的に摂らない人も多くなりがち。
ちょっとでも喉の渇きを感じたら、水分摂取をお忘れなく。冷たい水よりも常温の水や、暖かいお茶がおすすめです。
水分補給におすすめ!fuachaの花茶
金木犀花茶
金木犀は、薬膳では「桂花(けいか)」と呼ばれ、身体を温め寒さを追い出す力があると言われています。寒い冬にぴったりの飲み物なんです。
金木犀は、乾燥した喉を潤し咳を止めてくれる効能もあり、声のかすれなどの症状も和らげてくれます。
乾燥からくる喉トラブルから体を守ってくれますよ。
fuachaの金木犀花茶は、金木犀の花のみを使用し、茶葉をいっさい使っていないのでノンカフェインです。
時間を気にせずにすみますし、ほっとひと息つきながら水分補給するのにおすすめです。
古くから中医学(中国の伝統医学)では、「人は自然界の一部」と考えられており、季節や天候などの様々な環境の変化と調和が取れていることが健康の基本とされています。
部屋の環境を整えたり丁寧な保湿で体の外からも潤いケアを、さらにこまめな水分補給で体の中からも潤いアップを目指しましょう。
ファーナーズの皆さんが、寒い冬を潤いたっぷりで過ごせますようにと願っています。
次の更新も楽しみにしていてくださいね。
参考
くらしの薬膳salonゆず葉「金木犀(桂花)」