梅雨時期に気をつけたい体調不良。立ちくらみ・めまいが雨の日に増えやすい理由
ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の紗々です。
梅雨時期になると体調が悪くなる…という方はいませんか?
梅雨はさまざまな体調不良が起こりやすい季節で、とくに立ちくらみやめまいの症状が起こりやすくなります。
今日はファーナーズのみなさんへ、立ちくらみやめまいが雨の日に増えやすい理由と対策をお伝えします!
女性に多い雨の日の立ちくらみやめまい
目の前が急に暗くなったり、立ち上がるときに軽いめまいやふらつきが起こる「立ちくらみ」。
某大手製薬会社と気象情報サイトが1万6,000人を対象に行ったある調査によると、男性よりも女性の方が天候や気圧の変化によって体調を崩しやすいという結果が出たそうです。
さらに日本で最初に天気痛・気象病外来を立ち上げた佐藤医師によれば、外来に訪れる方の65%が女性で、患者さんの平均年齢は40歳くらいとのこと。
中医学(中国の伝統医学)では、雨に日に起こる立ちくらみやめまいは、「湿邪(しつじゃ)」が原因となっている可能性があると考えます。
湿邪とは、体内に余分な水分や老廃物が溜まってしまうことで起こる不調のこと。梅雨のような湿度が高い時期は汗を十分にかくことができず、湿邪がたまりやすくなってしまうのです。
体に溜まった余分な水分があちこちで悪さを…
体にとって適度な水分は、体を潤わせ健康維持に欠かせないものですが、必要以上に体内に溜まってしまうと悪影響を及ぼしてしまいます。
“体の中に余分な水分が溜まる”と聞くと、多くの人は水の飲み過ぎが原因かなと想像するかもしれません。
しかし、それだけではないんです!実は、外からの影響も体内に余分な水が溜まる原因になります。
そのひとつが雨による湿気。
余分な水分は体のあちこちに溜まりやすくなり、立ちくらみやめまい、頭痛、むくみ、食欲不振など、さまざまな症状を引き起こ原因になると言われています。
とくに代謝が滞り、余分な水分や老廃物を溜め込みやすい水滞(すいたい)体質の方は、梅雨時期に過ごしづらさを感じるかもしれません。
以下のチェック項目に当てはまるものが多い方は水滞体質の可能性が高いので、意識して梅雨時期の過ごし方を工夫しましょう。
-
水分を摂るわりにトイレの回数が少ない
-
お腹を触ると冷たい
-
夕方になると足がむくむ
-
靴下のゴム跡がくっきり残る
-
落ち込みやすい
-
くもりや雨の日に体調を崩しやすい
立ちくらみには気を補う食材を
立ちくらみは、エネルギーとなる「気」や「血」の不足が原因であることも考えられます。
胃腸機能が弱まっている方や、産前産後の女性も立ちくらみやめまいは起こりやすくなります。
私も妊娠期間中はよく立ちくらみが起こり、街中で困ったことがありました。
栄養価が高い食材を体に摂り入れて、立ちくらみやめまいを予防することはとっても大切です。
気を補う山芋や大麦、豚肉、豆類などは、疲れにくい体を作ってくれます。
とくに山芋は、薬膳では「山薬(さんやく)」と呼ばれ、生薬としても用いられる薬効食材なんです!
また、黒ごまや黒豆、プルーンなどの黒色の食材は血を補う食材です。fuachaの果茶に入っている“なつめ ”も血を補ってくれる優秀な食材なので、ぜひ生活の中に摂り入れてみてください。
無理は禁物!生活リズムを整えることを心がけて
梅雨時期の低気圧で交感神経が刺激され、私たちの自律神経は乱れがちに。
栄養のあるものを食べたり、質の高い睡眠をとるなど規則正しい生活を意識して、体のリズムを整え梅雨時期を健康に過ごしましょう。
起床時は、雨やくもりの日でもカーテンを開けて外の光を浴びると体内時計がリセットされます。
また、急に体勢を変えるような動きは控えましょう。立ち上がる時は、なるべくゆっくり落ち着いた動作を心がけることで立ちくらみを予防できますよ。
立ちくらみやめまいは、何かほかの原因が隠れている場合もあるため、気になる方は無理せず病院に行ってくださいね。
ファーナーズのみなさんが、どんな日でも健康に過ごせますように。
次の更新も楽しみにしていてくださいね。
参考 ウェザーニューズ「天気痛調査2020」
【合わせて読みたい】