本格的な夏到来。夏の暑さに負けないための食養生

本格的な夏到来。夏の暑さに負けないための食養生

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の晴々(セイセイ)です。

連日暑い日が続いていますね。

子どもたちは、これから始まる夏休みにワクワクしていることかと思います。

夏は、イベントや変化も多く、心が活発になる時期。

普段は会えない親戚や友人にお盆に合わせて再会することもあるでしょう。夏祭りや花火大会の催しも、まさしく夏の風物詩で心躍るものです。

海水浴も楽しみの一つ。太陽の日差しが強い夏の空の下、砂遊びや、磯遊び、浮き輪を持って海にぷかぷか浮かぶのも気持ちが良いですよね。

夏には楽しいことがたくさん待ち受けていますが、夏の強い紫外線で疲れも出やすいのも事実。それだけで心に負担がかかる季節でもありますよね。

そのためには、心に熱がたまらないよう潤いを保ちつつ、熱を覚ます食材をとることが夏の食養生の基本になります。

今回は、夏の食事におすすめの食養生レシピを中心にお伝えしていきますね♪

食養生とは、食事で生命を養うこと

医食同源という言葉はご存知でしょうか。

この言葉は、中国の薬食同源の思想をもとにして日本で生まれた言葉です。

医食同源と薬食同源は意味は同じですが、日頃から栄養バランスの良い食事を心掛けることで、病気を防ぎ健康を維持しようという考え方です。

この考え方を受けたのが、食養生です。健康で私たちの体に意味のある食べ物を体に取り入れることで生命を養うことですね。

私たちは毎日いろいろな種類の食材を食べています。生薬は実は普段使いで、日常で料理している食材にたくさんありますよ。

その1つ1つの食材に、体に良い影響を及ぼす効能があります。野菜や果物はもちろんそうですが、香辛料やスパイス、薬味などにも効能があります。

それでは、夏に嬉しい効能をもつ食材を見ていきましょう。

夏の嬉しい食養生

夏の旬の野菜には、体の熱をとってくれる効能があります。例えば、キュウリ、トマト、オクラ、スイカ、ゴーヤなどです。

熱中症予防には、体の熱を冷ます食材と体の潤いを増す食材がおすすめ。

熱を冷ますと言っても、アイスクリームなどの冷たいものを食べるという意味ではありません。

◇体の熱を冷ます食材

トマト、ナス、ゴーヤ、スイカ、キュウリ、豆腐、 小豆、海藻類など

◇体の潤いを増す食材

豚肉、トマト、キュウリ、オクラ、豆腐、卵、レモン、乳製品など

 

どれも夏にはお手頃で手に入りやすい食材ですので、食卓に取り入れやすいですね。

このように、基本的には旬の野菜を食べることが季節に合う1番の食養生ですが、特に夏におすすめしたいのが豚肉とトマトとオクラです。

豚肉は夏バテの疲労回復に効果的

スタミナをアップさせ、滋養強壮に効果的です。夏の厳しい暑さで弱った体力を回復させます。

体に潤いを与える豚肉は、肌の乾燥、のどの乾き、空咳にも効果がありますよ。

栄養素では、豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えて疲労回復を促進する働きがあります。

また、脂肪燃焼効果のあるカルニチンやタンパク質、ビタミンB群、ビタミンAが豊富に含まれています。体の元になる嬉しい成分がたくさんつまっていますので、積極的に取り入れたいですね。

豚肉はカロリーが心配という人は、脂身の多い豚バラ肉でも豚しゃぶにするとさっぱり食べられますよ。

トマトは体を潤し貧血を改善

トマトは、夏の代表的な野菜の1つですが、体の熱を冷まし、体を潤し、食欲増進作用がある食材です。

女性は貧血になりやすいですが、トマトには貧血にも良い効果があります。赤血球を作るために必要なビタミンB1・2、葉酸、タンパク質、ビタミンC、カルシウムなども豊富に含まれています。

生でも、加熱してもよい、料理に使いやすい食材ですので取り入れやすいですね。

生の塩トマトも良いですし、冷静トマトパスタや、豚肉と合わせた豚肉ボロネーゼなどもおすすめです。

ただし、キュウリと一緒に食べるとトマトのビタミンCを壊してしまうので注意してくださいね。

オクラは消化機能を改善し腸を潤す

オクラは6月~9月の夏が旬。

漢方では体の潤い不足を感じる時に重宝される食材です。

水溶性食物繊維のペクチンを豊富に含んでいますので、消化不良を改善し、腸を潤す作用があります。

さっと茹でて、麺つゆでいただいても美味しいですし、同じく体を潤す食材の豆腐の上にトッピングしても。体を綺麗にする納豆ネバネバ丼にしても良いでしょう。

舌で健康チェック、舌磨きがおすすめ

漢方の診断方法に舌診(ぜつしん)という、舌を診ることで健康状態を知る診断法があります。

健康な舌は、薄紅色で薄く白い苔(こけ)が薄くついています。

白い苔が厚くこびりついている時は胃腸が疲れて自律神経が乱れている状態です。

厚くなった苔は悪玉菌のすみかなので、腸内環境を整えるためにも朝の食事をする前に舌をチェックしてみましょう。

舌磨きはとっても簡単ですよ。専用の舌磨き用のブラシを使うか、ガーゼで舌苔を優しく取り除いてください。最後に口をすすいでおしまいです。

自律神経も整い、口臭も防げるので良いこと尽くめですよ。

 

厳しい夏がまだまだ続きますが、旬の食材を上手に利用して、楽しく毎日を過ごしましょう。

ファーナーズとファーナーズの大切な人達が元気よく夏を無事に過ごせますように、fuachaスタッフ一同願っています。

また次回の更新を楽しみにして下さいね♪

 

【参考】

  • 主婦の友社 お疲れ女子お助けレシピ ズボラ養生で免疫力UP 松村圭子 清水紀子
  • 大和書房 体が整う水曜日の漢方 工藤孝文 工藤あき
  • 漢方ライフ 薬膳食材辞典

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