体質から変える、太りにくい身体づくりの新習慣
ファーナーズのみなさん(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の晴々(せいせい)です。
冬の季節は寒さや食欲の増加で、どうしても太りやすくなります。
寒さから体を守るために自然と脂肪がつきやすくなるのです。
寒いと「お腹がすいたな」と感じることが多いですよね。これは、体がエネルギーを求めているサイン。
無理に我慢せずに食べることは大切ですが、ついすぐに食べられる高カロリーなチョコレートやケーキ、スナックや揚げ物に手を伸ばすのは考えもの。
結果的に太ってしまうこともあります。
一度太ってしまうと、元の体型に戻すのは大変に感じるかもしれません。
でも、自分の体のタイプを知ることで、太りにくい体を作ることができます。
今回は、中医学の観点から、自分のタイプを理解して、それに合った方法で食事を見直していきましょう。
まずは自分の適正体重を知る
まずは自分の適正体重を確認することが、健康的な体作りの第一歩です。
◇適正体重の計算方法◇
適正体重は以下の式で計算できます。
身長(m) × 身長(m) × 22 = 適正体重(kg)
例えば、身長が1.65mの人の場合だと、1.65 × 1.65 × 22 = 59.7kgが適正体重となります。
日本人女性は、より痩せた体型を目指すことが多いですが、実は適正体重が一番健康的で、活動もしやすい体重なんです。
適正体重を維持することで、無理なく体に必要な栄養をしっかりと取り、日常生活や運動も快適にできるようになります。
体重の数字にあまり囚われすぎず、自分が健康的に気持ちよく動ける体型を目指していきましょう。
中医学における3つの体質分類
中医学において、人の体質は以下の3つに分類できます。
- 胃腸の働きが弱い「痰湿(たんしつ)」タイプ
- 血行が悪い「瘀血(おけつ)」タイプ
- 食べないのに太りやすい「虚弱(きょじゃく)」タイプ
では、自分がどのタイプなのか見ていきましょう。
胃腸の働きが弱い「痰湿(たんしつ)」タイプとは?
中医学において「痰湿(たんしつ)」と言われる体内に湿気や痰がたまりやすい体質のことを指します。
「洋ナシ型肥満」とも言います。
痰湿タイプの体型
女性に多く、下半身に脂肪がつきやすく、上半身は比較的細めですが、特にお腹周りに脂肪が集中しやすいのが特徴です。
痰湿タイプの食生活の傾向
このタイプの人は、暴飲暴食しがち。
甘いものや脂っこい食べ物を好み、冷たいものを摂り過ぎたり、食後に胃もたれや消化不良を感じやすいことが多いです。
むくみやすかったり、疲れやすかったりすることも。
水分代謝が低下すると、体内に余分な水分や汚れが溜まります。
体内に湿気が溜まることで、消化を司る脾や胃の働きが弱くなり、食べ物がうまく消化されなくなります。
そのため、余分な湿気が体に溜まり、脂肪として蓄積されやすくなります。
痰湿タイプのおすすめ養生
痰湿タイプの改善には、消化を助け、体内の水分バランスを整える食材を摂ることが大切です。
おすすめの食材は、苦瓜、竹の子、大根、こんにゃく、はと麦、もやし、春雨、ところてん、海草などの食物繊維が多く含まれている食物です。
これらの食材を使って、温かいものを食べましょう。
筑前煮や春雨スープは痰湿タイプに嬉しいメニューです。
甘いものが好きな痰湿タイプにおすすめのスイーツはバナナ、サンザシ、寒天ゼリーなど。
軽い運動をして、溜め込まない体づくりをしましょう。
血行が悪い「瘀血(おけつ)」タイプとは?
中医学において「瘀血(おけつ)」と言われるドロドロ血液で血行不良の体質のことを指します。「リンゴ型肥満」タイプとも言います。
瘀血タイプの体型
男性に多く、内臓脂肪が過剰に蓄積し、ウエストまわりが大きくなるタイプ。
閉経後の女性にも多い傾向です。
瘀血タイプの食生活の傾向
油っこい食べ物や甘いもの、慢性疾患、加齢が原因で血行不良(瘀血)になります。
瘀血タイプは血中の脂質が高くなり、内臓に脂肪が溜まりやすく、リンゴのような丸々としたお腹の肥満に繋がります。
このタイプは、動脈硬化や糖尿病など、生活習慣病のリスクが高いため注意が必要です。
瘀血タイプのおすすめ養生
血液をサラサラに保ち、血流を良くする作用のある、玉ねぎ、ピーマン、なす、もずく、ひじき、酢、そばなどの食材を。
蒸すなどのヘルシーな調理法で積極的に食べましょう。
暴飲暴食は控えて下さいね。
瘀血タイプには、血の巡りを良くするクコの実やなつめもおすすめです。
クコの実やなつめが入ったfuachaの果茶はリンゴ型肥満の解消の助けになります。
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食べないのに太りがち「虚弱(きょじゃく)」タイプとは?
虚弱タイプとは、体力やエネルギーが不足している状態です。
虚弱タイプの体型
虚弱体質の体型は、筋肉量が少なく、体力が低い傾向があります。
骨が細く、細身で脂肪も少ないですが、基礎代謝が低く、体温も低いため、痩せにくいことがあります。
同じ運動でも脂肪燃焼が少なく、疲れやすく風邪をひきやすいことが多いです。
虚弱タイプの食生活の傾向
虚弱タイプは、食事から十分に「気」を生み出せないので、体のエネルギーが不足し、基礎代謝が低下しがちです。
虚弱タイプのおすすめ養生
中医学では、虚弱タイプは気血の不足や脾胃の弱さが原因とされています。
体力やエネルギーを補う、にんじん、山芋、黒ごま、鶏肉、うなぎ、白きくらげ、なつめ、クコの実、りんご、米、キャベツなどの食材がおすすめです。
山芋をたっぷり使ったチヂミや鶏肉薬膳カレーなども良いですね。
たくさんの栄養が入った雑穀米を食べるのも良いですね。
しっかり食事をして、休養しましょう。
虚弱タイプにも、fuachaの果茶がオススメです。
私は、甘いものが好きで、溜め込みがちな「痰湿」タイプということが分かりました。ファーナーズはいかがでしたか?
自分のタイプを知って、適切な体型に近づくことで、よりハツラツとした日常が送れますように。
まだまだ寒い季節、特に女性はお腹を温めて過ごして下さいね。
ファーナーズの健やかな生活を祈っています。
次回の更新も楽しみにしていてくださいね。
◇参考文献
・神奈川県ホームページ「未病を改善、おいしい薬膳レシピブック」
・漢方ライフ「薬膳辞典」
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