季節の変わり目はなぜ体調を崩しやすい?
古くから中医学(中国の伝統医学)では「人は自然界の一部」であると考えられており、季節や天候などの様々な環境の変化と“調和”が取れていることが健康の基本とされています。
季節の変わり目は、朝晩の寒暖差が激しく、気圧の変化も大きい時期です。この寒暖差と気圧変動は“調和”を乱し体調不良を引き起こすきっかけに。
秋は乾燥しやすく、皮膚だけではなく口や喉も乾き、乾咳(からせき)が出やすいと言われています。
秋に起こる体調不良は放っておくと免疫力低下を招き、様々な病気の原因にも繋がります。
我が家も去年の今頃は、夫・私・娘の順で体調を崩し一家全滅状態。私はとにかく喉が痛くて声が出ませんでした…。
体調が良くないときの育児はとてつもなくしんどいので、今年はそうならないように薬膳茶を取り入れて未然に防ぎたいと思ってます。
秋の花〜金木犀(キンモクセイ)〜
薬膳としても使われる金木犀
金木犀は、夏が終わり少し涼しくなってきた頃に花を咲かせます。
金木犀は薬膳では「桂花(けいか)」と呼ばれ、身体を温め寒さを追い出す力があると言われています。
生理痛の緩和、冷えの改善なども期待でき女性の強い味方。
もう一つ注目したい効能として、金木犀は、乾燥した喉を潤し咳を止めてくれるそう!声のかすれなどの症状も和らげてくれます。
秋の乾燥からくる喉トラブルからカラダを守ってくれそうですね。
金木犀の香りの秘密
フワッと香るとなんだか懐かしいような、切ないような、そんな気持ちになる金木犀の香り。
年々人気が高まり、最近では、アロマや香水、ハンドクリームなど様々なアイテムが登場しています。
金木犀の甘い香りには、心を落ち着かせイライラを鎮める「リナロール」という成分が含まれています。
香水などで香りをまとった時はもちろんのこと、薬膳茶など、金木犀を食用としていただく場合もリラックス効果やストレス解消の効果を期待できます。
金木犀の香りを嗅ぐと、懐かしい気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
秋の訪れとともに金木犀の香りがかすかに満ちてくると、「あ、夏が終わっちゃったな…」とちょっとセンチメンタルになったりして。
香りは「記憶」と深く関係しています。
香りによって過去の記憶が呼び覚まされる心理現象を「プルースト効果」と呼びます。
嗅覚は、五感の中で唯一「感情」や「記憶」をつかさどる脳内部位にダイレクトに伝わるらしく、金木犀の香りがそれに結びつく昔の記憶を連れてきてくれるのかもしれませんね。
そして驚いたのは、金木犀の香りには、食欲を増加させる脳内物質「オレキシン」を抑える効果もあるのだそう。
リラックス効果だけでなく、ダイエット効果も期待できるなんてシンプルに嬉しい!
なぜ動物の「犀(サイ)」という漢字がつくの?
“金木犀”の名前の中には、なぜ「犀(サイ)」がついているのでしょう?
不思議に思って調べてみました。
どうやら、金木犀の「樹皮」が「サイの皮膚」に似ているからなのだそうです。
ゴワゴワした感じが確かに似てる!
fuachaの金木犀花茶を飲もう!
体調の変化を感じやすい季節の変わり目。
fuachaの金木犀花茶を飲んでココロとカラダのコンディションを整え、ほっと一息つきませんか。
fuachaの金木犀花茶は、金木犀の花のみを使用し、茶葉を一切使っていないノンカフェイン。
時間を気にせず、いつでもどなたでも美味しくいただけます。
茶さじ1〜2杯をポットに入れ、90℃のお湯を200cc花にかけ蓋をします。
3分蒸らせば出来上がり!秋の香りをお楽しみください。
fuachaの金木犀花茶がファーナーズのみなさんにステキな秋を連れてきてくれますようにと願ってます。
次回の更新も楽しみにしていてくださいね。
参考
くらしの薬膳salonゆず葉「金木犀(桂花)」
公益社団法人 日本薬学会「生薬の花 キンモクセイ」
こころのサイエンス「香りで記憶がよみがえるープルースト効果ー」