夏は「心(しん)」が活発に働く季節
中医学で精神・意識をコントロールすると言われている「心」。夏は血の巡りが盛んになり、「心」が活発に働く季節です。
夏の暑さで身体に過剰な「熱」がこもると、体温が上昇して「心」や「脳」に影響し、熱中症などを引き起こす原因になります。
また、イライラや不眠といった精神の不安定にもつながり、心身を大きく消耗させてしまうため結果的に夏バテしやすくなってしまいます。
毎年夏になるのを楽しみにしている夏好きの私ですが、30代に突入してから以前より疲れが取れにくくなったりなんとなく食欲がわかない日が出てくるようになりました。
こんな症状はありませんか?
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熱っぽい
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顔が赤い
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口や喉が渇く
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冷たいものが飲みたくなる
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イライラする
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怒りっぽくなる
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不眠
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舌の色が紅い
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舌の苔が黄色い
上記に気になる症状がある方は、過剰な「熱」をスッキリ覚ます工夫が必要です。次の章では夏バテ対策についてまとめていきます。
自然に身体の熱を覚ますことを心がけて
夏バテ対策にはいくつかのポイントがあります。ここでは、手軽に実践できる夏バテ対策を3つお伝えします。
【夏バテ対策1】エアコンを上手に使う
室内外の温度差が5度以上になると、自律神経が乱れやすいと言われています。エアコンをつけっぱなしにすると、体が慣れて寒さに鈍感になってしまいます。
温度調整が難しい場面では上着などを羽織ったり、冷風が直接身体に当たらないように調節しましょう。
外から戻ったら汗を拭き取るなど、適度に汗をかいて自然に身体の熱を覚ますように心がけて。冷房に頼りすぎると「汗をかきにくい体質」になってしまうのでエアコンは上手に使いましょう。
【夏バテ対策2】冷たいものを摂りすぎない
暑い夏はつい冷たい飲み物を摂りたくなりますが、摂りすぎは胃腸の働きを低下させ食欲不振につながります。
夏場は暑さから身を守るために、自律神経は身体を冷やすように働いています。冷え性の人は冷たい飲み物やエアコンの影響を特に受けやすいので、暖かい飲み物や食べ物などで冷えから体を守ってください。
暑い日は特に冷たい麺のみで簡単に食事を済ましがちですが、これも体の不調をまねきます。夏バテ対策として一品は温かいものを加え、胃腸の働きを活性化できたら嬉しいですね。
【夏バテ対策3】適度に汗をかく
朝夕の涼しくなってきた時間帯に適度な運動をすることによって、自律神経を整えることができます。夏バテをしない体を作るには、ジョギングやウォーキングといった有酸素運動が適しているので習慣化させることをおすすめします。
いきなり激しい運動は難しくても、涼しい時間を選んで散歩をしたり、エスカレーターではなく階段を使ってみるなど日常生活でできる軽い運動を継続的に行うことが大切です。
通気性が良い服を着て、こまめな水分と塩分を補給するようにしましょう。
夏バテに効く食べ物
夏を元気に過ごすためには、体内の「熱」と「湿(しつ。余分な水分や汚れのこと)」を上手に取り除くことが大切です。
身体に「湿」が溜まると胃腸の働きが低下するため食欲不振や消化不良を起こす原因に。栄養を十分に取ることができなくなってしまうので夏バテしやすくなってしまうのです。
また、胃腸は冷えに弱いので、暑くても「常温の飲み物」や「温かい食事」を摂るようにして胃腸に優しい食生活を心がけましょう。
身体の熱を冷ます食べ物
すいか、きゅうり、苦瓜、トマト、れんこん、はすの葉茶、緑茶 など
精神を安定させる食べ物
百合根、はすの実、牡蠣、真珠粉 など
解熱作用のある菊花茶がおすすめ
菊花(きっか)とは、食用菊の頭上花を乾燥させたもので、古来より眼精疲労に良いとされ漢方の一種として利用されてきました。 菊花をお茶にしたものを「菊花茶」といい、薬膳茶(中国茶)では花茶としても分類されます。
この菊花茶が実はすごいんです!
目の疲れに効くだけではなく体の余分な熱を外に出す作用や、利尿作用、のぼせに効くとされており、夏バテ解消にぴったりの飲み物なのです。
fuachaの菊花茶を飲んでみよう
当ブランド、fuachaの菊花茶は茶葉を一切使用しないで菊の花だけで作った花茶。ノンカフェインなので妊娠中や授乳中の方でも安心して楽しめます。
ほんのり香ばしく、まろやかな飲み口で香りも高く心身を休めるのにぴったり。高いリラックス効果は東洋のカモミールとも言われています。
菊花茶には嬉しい効能がたっぷり!夏バテ対策にぜひ菊花茶を取り入れて、今年の夏を軽やかに乗り切りましょう。
ファーナーズの皆さんがいつも元気で幸せに暮らせるように願っています。
次回の更新も楽しみにしていてくださいね。
参考
中医学情報サイトCOCOKARA「夏の準備」
わかさ生活HP わかさの秘密「菊花」