なぜ金木犀の香りは「懐かしい」と感じる?秋の気分と香りの不思議な関係
ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の紗々です。
秋になると、どこからともなく漂ってくる甘い香り。
「あ、金木犀だ!」
姿を探さなくても、香りだけで気づくことがありますよね。
そして不思議なのが、金木犀の香りを嗅ぐと、子どもの頃の通学路や、昔住んでいた家、秋の夕方の空気など、ふと昔の記憶がよみがえること。
とくに何かを思い出そうとしていたわけではないのに、「なんだか懐かしい」と感じる…。
私自身も、金木犀の香りを感じると、友達と一緒に歩いた学校帰りの道が、ぼんやりと浮かんできます。
今回は、そんな金木犀の「懐かしさ」の正体について、香りと記憶の関係や、金木犀にまつわるちょっとしたトリビアを交えながらご紹介します。
なぜ香りを嗅ぐと、昔の記憶がよみがえるの?

金木犀の香りを「懐かしい」と感じる理由のひとつとして考えられるのが、香りと記憶の結びつき。
私たちが香りを感じると、鼻で受け取った情報は嗅覚に関わる脳の領域へ伝わります。
嗅覚は、記憶に関わる「海馬」や、感情の処理に関わる「扁桃体」と密接につながっていることが知られています。
そのため、香りは単に「いい匂い」「甘い匂い」と認識するだけではなく、過去の出来事や、そのときに感じていた気持ちを思い出すきっかけになるのです。
香りそのものが過去を保存しているわけではないのですが、その香りを感じたときの経験と結びついているからこそ、香りが記憶を呼び起こす「手がかり」になります。
こうした、香りをきっかけに過去の自伝的な記憶がよみがえる現象は、「プルースト現象」と呼ばれています。
その由来は、フランスの作家マルセル・プルーストの代表作『失われた時を求めて』。
作中で、紅茶に浸したマドレーヌをきっかけに、幼少期の記憶が鮮やかによみがえる場面が登場するんだそう。
こんな感じで、金木犀の香りを嗅いだとき、浮かぶ景色は人それぞれ。
ある人にとっては、初恋の人と歩いた帰り道だったり、またある人にとっては、子どもの頃の家へ続く道だったり…。
記憶と結びついているからこそ、金木犀の香りには、どこか特別な「懐かしさ」があるんです。
香りと記憶のつながりって、なんだか面白いですよね!
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金木犀が「秋の記憶」を呼び起こしやすい理由

金木犀がとくに「懐かしい」と感じられやすいのには、もうひとつ理由があります。
それは、金木犀の香りを楽しめる時期が限られていること。
秋になると一斉に花を咲かせ、甘く強い香りを漂わせますが、開花期間はそれほど長くありません。
そういった意味で「この香りを感じると秋が来た!」と、季節と香りが結びつきやすいのではないかと思います。
少し涼しくなった夕方に漂う甘い香りは、秋の風景そのものを思い出すきっかけにもなりますよね。
ちなみに、金木犀は中国南部などを原産とするモクセイ科の植物で、日本には江戸時代に伝わったとされています。
中国では金木犀を「桂花(けいか)」と呼び、昔から桂花茶や桂花酒、桂花糕(こう)など、花を食や飲み物に取り入れてきました。
日本では庭木としておなじみですが、中国では香りだけでなく「味わう花」としても親しまれてきたんですね。
まだ暑さが残る日もありますが、金木犀の香りに出会うと、季節が秋へと進んでいることを実感します。
【金木犀花茶 新茶】金木犀の香りを、お茶でも楽しむ秋

香りには、気持ちを切り替えるきっかけになるような力があります。
仕事や家事に追われていると、一日があっという間に過ぎてしまいますよね。
子どものことや仕事のことでバタバタしていると、「今日、自分のために座った時間」がなかったことに気付いて、気力は限りなくゼロに(無)。
そんな日は、お茶を淹れていったん座る。
たったそれだけでも、気持ちが少し切り替わります。
とくに秋は、夏の疲れが残っていたり、朝晩の気温差が大きかったりして、季節の変化を感じやすい時期。
そんな秋の時間に楽しみたいのが、fuachaの金木犀花茶です。
金木犀の小さな花をそのままお茶にした、ノンカフェインの花茶で、ふわっと広がる甘く華やかな香りを楽しみながら、ゆっくりお茶を飲む時間をつくれます。
今年も新茶の季節がやってきました!
今年の新茶も、金木犀らしい香りを楽しんでいただける仕上がりになりました。
今年の秋は、金木犀花茶を淹れて少しだけ立ち止まってみませんか。
「そういえば、昔、あんなことがあったな」
そんな記憶まで一緒に楽しめたら、秋のお茶時間がもっと好きになりそうですね♪
