手足は冷たいのに上半身は熱い…。女性に多い“冷えのぼせ”対策をご紹介

手足は冷たいのに上半身は熱い…。女性に多い“冷えのぼせ”対策をご紹介

ファーナーズへ(fuachaファンのみなさん)こんにちは。
fuacha広報の美々(メイメイ)です。

少し肌寒い朝晩が増えてきましたね。
ファーナーズは風邪など引かず、過ごせていますか?

ところで、「手足は冷たいのに、顔や上半身がほてってしまう」――
こんな「冷えのぼせ」に悩んでいませんか。

この症状は、実は年齢に関係なく、様々な人に起こる可能性があります。

「更年期の人の話でしょ?」
と思われることもあるようですが、ストレスが多いこの現代では、誰にでも起こりうることです。

今日は、中医学の視点からこの「冷えのぼせ」について、対策法を一緒に見ていきましょう。

誰にでも起こる「冷えのぼせ」とは?

まず、「冷えのぼせ」について見ていきましょう。

中医学では、私たちの身体は「陰」と「陽」で成り立っていると考えられていることは、ご存知のファーナーズも多いはず。

上半身が「陽」、下半身が「陰」とされ、陰陽のバランスが崩れることで様々な体調不良が生じてしまいます。

今回のこの冷えのぼせは、その陰陽のバランスが崩れた結果、引き起こされると考えられています。

上半身の熱が溜まりやすい状態

冷えのぼせでは、上半身に熱(陽)が溜まりやすくなり、胸より上がほてってしまいます。

一方で、下半身は冷え(陰)が進行し、足や手の先が冷たくなります。

この状態を「上熱下寒(じょうねつげかん)」と呼びます。

ストレスや生活習慣

冷えのぼせは、ただの体温の問題ではなく、日常生活でのストレスや過労、不規則な生活リズムも悪影響を与えてしまいます。

体と心は密接に繋がっていますよね。
精神的なストレスが長引くと、体内の陰陽のバランスが崩れやすくなります。

私は、熱中してデスクワークをしていると、ついつい呼吸が浅くなり、足先は冷えているのに、のぼせている感覚を覚えることがあります。

同じように感じたことがあるファーナーズもいるかも知れません。

冷えのぼせを撃退する

次に、日常の食事で陰陽のバランスを整え、冷えのぼせを撃退する方法についてご紹介しますね。

温かいものを摂る

まずは食生活から。

食事は、体の内側から冷えや熱をコントロールする力を持っています。
中医学では、食材にも「陰陽」があると考えられています。

温かい飲み物(白湯)

頭がのぼせているからといって、冷たいものばかり摂り入れるのは良くありません。

下半身が冷えている感覚がある場合は、温かい飲み物を積極的に摂りましょう。
温かい飲み物が、熱を下半身に流し、体内のバランスをとるのを手伝ってくれますよ。

個人的には、白湯やfuachaのお茶のような、カフェインの心配がないものがおすすめです。

ショウガ

ショウガを愛用しているファーナーズは、多いことかと思います。

ショウガは体を内側から温め、血流を促進してくれます。
お茶や料理に加えるのも効果的ですよね。

擦って入れるだけで簡単に摂り入れられるので、簡単でいいですよね。

シナモン

シナモンも温め効果が高いですよね。

私は、お茶、料理、お菓子作りなどに、シナモンパウダーをささっと入れます。

こちらも簡単に摂りれられますよね。

その他にも、体を温めてくれる食材はたくさんありますので、ぜひ気を付けてみてくださいね。

生活習慣の見直しが大切

冷えのぼせを改善するには、食事だけでなく、生活習慣の見直しも効果的ですよ。

忙しい現代の女性。
なかなか習慣を変えることは難しいかも知れません。

でも、ちょっとした工夫や見直しでで、冷えのぼせを改善しやすくなりますよ。

適度な運動で血流を促進する

運動は、体内の血流を良くし、冷えと熱の滞りを解消してくれます。

特に、ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなどがおすすめですよ。
ハードすぎる運動は、逆にのぼせが上回ってしまうことがありますので、ご注意くださいね。

ウォーキングの場合、毎日20~30分の散歩で血行が良くなりますが、忙しい時は5分でも、しっかり歩けば体全体が温まりますよ。

なかなか歩く時間を捻出できないという方は、通勤で一駅歩いてみたり、仕事帰りにウィンドウショッピングをしながら足を止めずに歩き回ってみるのもいいですね。

ウィンドウショッピングで、お買い物し過ぎはご注意ですよ。

深呼吸や呼吸法で整える

鼻からゆっくりと呼吸することも、上半身のクールダウンになります。
鼻腔を冷たくキレイな呼吸が通ると、実は頭を冷やすのを助けてくれます。

冷えのぼせ時の呼吸のポイントは、ゆっくりと鼻から空気を入れることです。
苦しくない程度に、できるだけ長く息を吐き切ることもポイントですよ。

しっかりと睡眠を取る

睡眠不足や質の悪い睡眠は、心身のバランスを崩してしまいがちですよね。

中医学でも、夜は体を休める「陰」の時間とされていて、十分な休息が取れないと陰陽のバランスがさらに崩れてしまうと考えられています。

リラックスしてお布団に入ることができれば、質の良い睡眠に近づけますよ。

質の良い睡眠のためには、就寝前のスマホ絶ちです。
ついつい、布団の中でスマホを見ていませんか?

できれば、布団に入る30分前頃には、スマホを触らないように心がけたいですね。

私の睡眠前のリラックス法は、ラベンダーなどのアロマオイルを枕元に垂らしておいたり、簡単なストレッチをすることです。

ぜひ試してくださいね。

冷えのぼせはなどの症状は、一度気になると、ずっと気になってしまい、それを考えることだけでもストレスに繋がることもありますよね。

焦らず少しずつ、陰陽バランスを整えていくのがいいですよ。

まずは、取り入れられることから始めてみてください。
少しの改善で、心身が軽くなることを感じることができるかも知れませんよ。

ファーナーズの快適な日々を願って。

【関連記事】
10月は呼吸器ケアが大事!おうちでできる肺の乾燥対策