体質改善でリバウンド知らず!中医学に学ぶ「太りにくい身体」の作り方

体質改善でリバウンド知らず!中医学に学ぶ「太りにくい身体」の作り方

ファーナーズのみなさん(fuachaファンのみなさん)こんにちは。fuacha広報の晴々(せいせい)です。

少しずつ気温も温かくなり、春が近づいてきましたね。

春の訪れとともに、自然と心もウキウキして、外出が増えたり、新しい洋服が欲しくなったりしますよね。

そんな気持ちで試着に行ったものの、いつものサイズがぴったりこなくて「こんなはずじゃ…」と戸惑ってしまうこと、ありますよね。

これから薄手の服が増えて、体型がわかりやすいデザインのものが多くなるので、気後れしてしまうこともあるかもしれません。

せっかく春夏のカラフルで明るい季節に、我慢してしまうのはもったいないですよね。

自分にぴったりなスタイルを見つけて、楽しい季節を心地よく迎えたいですね。

今回は、中医学の観点からリバウンド知らずの身体の作り方についてお話していきましょう。

まずは自分の体型を知ろう


「ダイエット」は女性の悩みに尽きませんが、そのダイエットが本当に必要か判断するのも大切です。

本来は、ダイエットは健康を守るためのもの。

無理な食事制限をすると体に負担がかかったり、疲れやすく逆に不健康になることがあるので、まずは自分に合った体重を知り、無理なく健康的に体を整えていきましょう。

◇適正体重の計算方法◇

適正体重は以下の式で計算できます。

身長(m) × 身長(m) × 22 = 適正体重(kg)

例えば、身長が160cmの人の場合、

1.6(m)× 1.6(m) × 22 = 56.3kg

56.3キロが適正体重になります。

モデルやタレントが公表している体重を見て、自分はそれよりずっと重いと感じ、「ダイエットしなければ」と思って無理な食事制限をしたことはありませんか?

私も若い頃はダイエットに取り憑かれた時期があり、毎日の体重の増減に一喜一憂していました。

一般的に、日本人女性は「痩せ信仰」に影響され、痩せて華奢な体型を目指すことが多いです。

しかし、実は適正体重が一番健康的で、快適に日常生活を送ることができる体重なんです。

最近では、しっかり食事を取り、トレーニングをして筋肉のついたヘルシーな本来目指すべき体型を目標にする女性が増えてきています。

体重計の数字にこだわりすぎず、自分が健康的で気持ちよく動ける体型を目指していきましょう。

中医学からみるダイエットとは?

中医学の観点からいうと、ダイエットは単なる体重の減少だけではなく、体全体のバランスを整えることが重要だとされています。

中医学では、体の「気」「血」「水」のバランスが健康に深く関わっており、これらを調整することがダイエットの本質だと考えられています。

見かけだけに惑わされずに、内側から健康になることこそが、本当の「ダイエット」なのですね。

気(エネルギー)

体内のエネルギーの流れが滞ると、代謝が悪くなり、脂肪が蓄積しやすくなります。

気を活性化させることで、エネルギーの流れをスムーズにし、余分な脂肪を燃焼しやすくします。

例えば、適度な運動や深呼吸、ツボ押しなどが有効です。

気の流れをスムーズにする瞑想やヨガは、気軽にできるのでおすすめです。

血(血液)

血の巡りが悪いと、体が冷えやすく、代謝も低下します。

健康な人の平熱は36.5~37.1度ですが、最近では平熱が36度以下の「低体温」の人が増えているそうです。

その原因のひとつに運動不足で筋肉量が減っていることがあります。

確かに、移動では車を使ったり、仕事ではデスクワークで動かない…となると筋肉量が減ってしまいますよね。

体温の維持の1つに「筋肉」が重要な働きをしていますが、体温が1℃上がるだけで基礎代謝が13%も増えるという研究結果があります。

さらに、体温が低いと免疫力も下がり、病気にかかりやすくなってしまうんですよ。

また、血の巡りをよくするためには、血行を良くしてあげることも大切です。

血行を良くすると、体内の老廃物が排出されやすくなり、むくみや脂肪の蓄積を防ぐことができます。

中医学では、基本的に冷たいものは避け、温かい食事を心がけるのが基本です。

温かいお風呂や、温性食材・熱性食材の生姜やシナモンが入ったハーブティーを飲んで、体を温めましょう。

水(水分)

体内の水分のバランスが崩れると、むくみや便秘、疲れやすさを引き起こします。

こまめに水分補給をし、体内の水分を調整する食材を摂取しましょう。

体内の水分調節におすすめな食材

これらの食材は、体内の余分な水分を取り除くとともに、体調を整えるのにとても役立ちます。

冬瓜…体内の余分な水分を取り除き、むくみを解消。

小豆…利尿作用があり、体内の余分な水分を排出。

蓮根…体内の湿気を取り除き、消化を助ける。

きゅうり…体を冷やし、余分な水分を排出。

山芋…体内の水分バランスを整えるとともに、消化を助ける。

ココナッツ水…中医学でも水分補給に優れた食材として扱われる。

食材の「旬」も意識してみてくださいね。

ダイエットに大敵な「ストレス」

日々の生活の中で、疲れが酷くなったり、ストレスが溜まったりしてモヤモヤすることもありますよね。

そんな時、お菓子や高カロリーな食べ物をつい食べ過ぎてしまったり、お酒を飲み過ぎてしまったりすることもあるかもしれません。

それでも、大丈夫です。

暴飲暴食は本来避けたいことですが、何日も続かなければ問題ありません。

自分を許してあげましょう。

罪悪感や負の感情は捨てましょう。

「たくさん食べたけど幸せ」「また明日も頑張ろう」と前向きに思えることが、生活をより良くするためのコツです。

たまにあるチートデイ(好きなものを自由に食べてもいい日)は大丈夫です。

我慢しすぎず、時には自分を労わることで、結果的に「体も心も健康に」保つことができますね。

ダイエットを成功させるためには、体全体のバランスを整え、心と体に優しい方法で行うことが、中医学のアプローチです。


寒い冬が終わり、生命が芽吹く春がやってきました。

暖かい日差しの中、お気に入りの明るいお洋服を着て、外に出て思い切り体を動かしましょう。

春は、昔から「春風に吹かれて、心も軽やかになる」と言われてきました。

冬の間に溜まった疲れや重さを、春風が吹き飛ばしてくれるような気がしますよね。

よりアクティブに、より前向きに。

ファーナーズのヘルシーな生活を願っています。

次回もぜひお楽しみに。


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